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浅瀬からこんにちは

沼って言える程でもない みたものきいたものの 記し場所。

新・幕末純情伝 雑な感想

7/24 17:00開演 梅田芸術劇場

つか作品を生で観るのは初めて。岡村さん演出作品も初めて。映画の幕末純情伝は中学生の時観た。あまり覚えていない。
観劇中からそもそも沖田総司新撰組の名でなければならない理由が見つからなくて頭が混乱した。

  • 男の集団に紅一点女子
  • 女子、とても仕事ができる
  • しかし伝染る病気を患っている
  • みんなには内緒だけど(?)集団でも偉い方の人とデキてる
  • みんなには内緒だけど実はお姫様
  • 集団と彼ぴっぴと楽しく暮らしていたけれど外部のエキセントリックメンにアグレッシブに口説かれて最初は嫌だったけど次第に惹かれ始めるよ!心が揺れるよ!
  • そんなこんなしてる内に仲間と仲間割れしたりするよ!
  • 彼ぴっぴが嫉妬してめんどくさくなってくるよ!
  • そして…

まとめ方が雑だけど基本こんな感じ。上手に生かすことができれば幕末じゃなくても現代でも外国でもどこでもいいように思えた。何故幕末になったのか。教えて欲しい…メジャーな幕末の志士のイメージに乗っかりたかっただけじゃないかと。おれの考えた幕末メンはひと味違うぜって言いたかっただけじゃないのか、と!

なぜこんなに引っかかるかというと私は幕末の歴女(すっかり聞かなくなりましたねこの言葉も)だからだ。土方歳三の写真を生徒手帳に挟んで高校へ通っていた女だからだ。そして劇中での「新撰組」の扱いが、大変にゴミだったからだ。

だからどんなに下品に見えて高尚な台詞回しも、連発される下ネタも、パワフルな演出も、感動的なエンディングも、頭に入ってきづらかった。


別に他人の歴史解釈や創作同人誌にケチをつけようとは思わないけれど、好きだった新選組のメンバーがこんなどうしようもないキャラとして使われているのは、私の中に居る子供の私が許せなかった。地雷を踏み抜かれた。すいません。作品の質とは全く関係のない突っかかりで申し訳ない。

 

話とかおじさんの考える上手いこと言ってるつもりでうんこちんこレベルの下ネタとか浪花節はまるっきり受け付けなかったんですが、役者陣の演技がとても熱かった。こんなに、「好みと真逆だけど、純粋に演技を見せてもらうためにチケットを足したい」と思う作品も珍しい。はい、最終的にはもう一回くらい観たくなってました。面倒くさくてすいません。話と台詞の内容は苦手だけど演技は観たい、なにこれ、しんどい。
結局一度きりの観劇になったのですが。

 

キャスト別感想

沖田総司役 松井玲奈さん

とっても華奢!全てのパーツが小さい。なのに舞台に立つ姿にはこちらを圧倒するような力強さがある。やはりメジャーなアイドルグループのセンターで長年鍛えられた人は違うと感じました。発声や殺陣はまだまだ伸びる余地がありそう。だけど技術では補えない、一人きりで舞台全体を輝かせる力を持っている彼女。とても魅力的でした。今後の女優活動も楽しみです。

坂本龍馬役 石田明さん

芸人さんって演技が間違いないイメージがあって、キャスティングを見た時から楽しみでした。そして期待を裏切らないどころか1枚も2枚も3枚も上にきた石田。エロくてださくて、そしてめちゃくちゃかっこいい龍馬でした。もう最高!

桂小五郎役 味方良介

春の「グランドホテル」ではおそらく、だいぶ、過酷な現場を経験したらしく、ラストの大阪大千秋楽では今までと比べものにならないくらい伸びた姿を見せてくれていたので、今回とても楽しみでした。そして桂は、このくらいかな?って勝手に予想してたより10倍くらい良かった。確かに滑舌の悪さとか客いじりの下手さとか走っちゃう台詞とかは健在の弱点なんですが、目を引きつけるよい表情をするようになってきた!そして感情のこもった難しい台詞を客席まで届けられるようになってきた。
そしてそして、上演通して大変、美しかったです…。変な色の衣装でも美しかったし、ルックスの良さを最大限に生かした燕尾服姿は美人すぎて腰を抜かしました…。
今年の恵まれた環境を生かして、まだまだステップアップしていくのが楽しみです!